「物語」のサンプルボイスは公式小説第1シリーズ『桜降る代の神語り』の内容が含まれます。気になる方は先に『桜降る代の神語り』をご一読いただくことをお勧めします。
物語
「バーン! バーン! そんでバーン! ……な、簡単だろ?」
ヒミカは比較的旧いメガミであり、強い自然の力を持っています。万象の根幹に近しい力である炎を象徴するのですから、それも当然のことでしょう。彼女の炎は扱う者の感情とも直結しており、ある意味では感情を象徴しているとも言えます。しかし残念ながらバカです。
人間好きで気さくなため、人間との友好関係の広さは随一と言えます。新しいものや楽しいものを好み、特にここ数十年は海の向こうに強い関心を持っています。彼女の銃も30年ほど昔、海の向こうより伝わったもの元にして、ハガネと共に作り上げたものです。
戦術
使いやすさ:★★★★☆
彼女は感情を爆発させることもできます。それはゲームでは、カードを引くという形で成されます。爆発的に動き、怒涛の連撃で相手を沈めてしまいましょう!
【特性:連火】
あなたが1ターン中に3枚以上のカードを使用するならば、いくつかのカードが強化される。
彼女は感情を燃やし、行動すればするほどに強くなります。行動とは何か、簡単です。カードを使えばよいのです!
彼女は特性として、ひとつのターンに2枚以上のカードを使っていれば「連火」になります。そしていくつかのカードが強化されるのです。感情を爆発させるような情熱と、勝利への嗅覚があなたにあるならば、彼女は最高の相棒になってくれることでしょう。
カードリスト
N1 |
シュート |
攻撃 |
4-10、2/1 |
N2 |
ラピッドファイア |
攻撃 |
6-8、2/1 3枚目以降なら+0/+1 |
N3 |
マグナムカノン |
攻撃 |
5-8、3/2 自ライフ→ダスト:1 |
N4 |
フルバースト |
攻撃/全力 |
5-9、3/1 オーラとライフの両方にダメージを与える |
N5 |
バックステップ |
行動 |
ダスト→間合:1 カードを1枚引く |
N6 |
バックドラフト |
行動 |
相手を畏縮 3枚目以降なら次の他メガミの「-/X」でない攻撃を+1/+1 |
N7 |
スモーク |
付与 |
納3 【展開中】カードの矢印で間合から桜花結晶が動かない |
S1 |
レッドバレット |
攻撃 |
消費0、5-10、3/1 |
S2 |
クリムゾンゼロ |
攻撃 |
消費5、0-2、2/2 間合0なら対応不可 オーラとライフの両方にダメージ |
S3 |
スカーレット |
行動 |
消費3 カードを2枚引き、手札1枚を伏せ札 |
S4 |
ヴァーミリオン |
行動 |
消費2 3枚目以降なら、ダスト→間合:2 再起:手札が0枚 |
カード個別解説
シュート
【使いやすさ】★★★★★
【基本性能】 広い適正距離を持つ2/1の攻撃。
広い間合で連火の種に
「シュート」は4-10と広く柔軟な間合を持つ。ゆえにヒミカの特性である連火のための1枚目や2枚目に使いやすい。 序盤は「ラピッドファイア」に繋いで連火を満たして連続攻撃、終盤は攻撃から「ヴァーミリオンフィールド」の連火条件を満たして移動と多彩な手順で活躍するぞ。
ヒミカにおけるオーラダメージ2
ヒミカには「ラピッドファイア」「マグナムカノン」と2枚の3/2があり、これだけでライフに2ダメージを与えられる。そのコンボに「シュート」を混ぜても(相手のオーラが5なら)余った2オーラで受けられてしまい、ライフへのダメージが伸ばせない。むしろオーラを減らした結果として相手が前進しやすくなり、裏目に出る可能性すらある。「シュート」でライフ受けを選ばせるためにも相方の攻撃を活用したり、「衝音晶」などで2発の3/2を受け切れる相手に使うなど工夫しよう
ラピッドファイア
【使いやすさ】★★★★★
【基本性能】 連火で3/2ダメージになる遠距離攻撃。
遠距離ヒミカの主軸
ヒミカにはダメージが3/2の通常札が「ラピッドファイア」「マグナムカノン」の2枚存在する。 これらの連続攻撃はオーラが5の相手に対してもたった2枚でライフに2ダメージを与えることができて強力だ。 「ラピッドファイア」の連火をうまく満たして相手のライフにダメージを与えるのが遠距離ヒミカの基本的な戦い方となるぞ。
下がる手段を確保しよう
「ラピッドファイア」は適正間合が6-8とかなり遠い。間合10から近づく途中の序盤は問題ないが、終盤は相手の《前進》により間合2付近でターンが始まることが多い。 そして集中力2つと「バックステップ」では合計3しか移動できないので、ヒミカの通常札だけで「ラピッドファイア」の間合まで下がるのは難しい。
「ヴァーミリオンフィールド」や「跳ね兎」などの2つ以上下がることができる後退札を活用しよう。
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マグナムカノン
【使いやすさ】★★★★★
【基本性能】 自分のライフを1失う代わりに、広い間合と3/2のダメージを両立した攻撃。
ゲームを加速させる
「マグナムカノン」はダメージも適正距離も強力な反面、ライフを失うデメリットが存在する。「マグナムカノン」でライフにダメージを与えても、自分が-1、相手が-2とライフ差は1しか広がらない。 しかし、自分のライフが危険になる前に相手のライフを削りきってしまえばデメリットは無視できる。ゆえに相手に攻撃される前に攻め切る戦術と相性が良い。
ライフに当てる算段をつけよう
「マグナムカノン」を使ったのにライフへのダメージに繋がらないのは最悪だ。「マグナムカノン」は使った結果として相手のライフに2ダメージ以上与えられる場面で使いたい。「マグナムカノン」をオーラ受けされても、結果として後続の攻撃でライフが取れるなら問題ない。なるべく手札に攻撃を溜め込んで一気に攻めよう。
コンボ・テクニック
自分のライフが1でも相手のライフが0になる時に「マグナムカノン」を使用すると相手のライフの方が先に0になり勝利できる。 「八葉鏡の向こう側」で矢印を両矢印にするとライフ回復することができる。
フルバースト
【使いやすさ】★★★
【基本性能】オーラとライフ両方にダメージを与える3/1の全力攻撃。
1枚で中遠距離を制圧
近距離でのゲームが得意なメガミと組み合わせる際のサポートとして優秀だ。まず「フルバースト」の効果そのものが強力であり、序盤に1回使うだけで相応の仕事ができる。そして何回も受けていてはリソース差が大きく開いてしまうので、相手は間合5-9でターンを終えるのが難しくなる。結果として間合4以下、相方のメガミが活躍しやすい間合からターンを始められるのだ。
2回目を使う機会は相手次第
「フルバースト」は全力の攻撃札なので相手が間合5-9でターンを終えなければ使用できない。 「フルバースト」そのものが相手のオーラを3空ける点も加味すると、相手としては序盤以外は間合4以下でターンを終えるのは簡単だ。ゆえに2回目以降の「フルバースト」は(相手も遠距離での戦いを選ばない限り)まず使用できないと考えよう。
自分と相手を見て使うか決めよう
「ラピッドファイア」を軸に遠距離で攻撃する構築では「フルバースト」を使用すると序盤のコンボタイミングを逃してしまい相性が悪い。 相方の攻撃を中心に戦う構築で採用しよう。相手がヒミカ等の中遠距離で攻撃するメガミである場合も採用できるぞ。
バックステップ
【使いやすさ】★★★★★
【基本性能】 間合を1つ離しつつカードを1枚引ける。
ヒミカの心臓
カードを1枚引けるのでリソースが減らず、その上で《纏い》《後退》という基本動作2回分の働きが得られる。ヒミカの主戦場である遠距離へ移動できるのはもちろんのこと、手札を減らさずにカードを使えるため「ラピッドファイア」「バックドラフト」などの連火の種としても活躍する。ヒミカの戦い方すべてを支える、まさしくヒミカの心臓と呼べるカードだろう。
奇数再構成を意識しよう
再構成の際に山札が奇数枚になるようにすると「バックステップ」で山札を底まで引くことができる。「バックステップ」を含む2枚を持ったまま再構成すると、その次のターンで確定で引ききれるぞ。再構成のターンでも「スカーレットイマジン」を使えば確定で引ききれ、残る通常札から5枚を好きな順で使える。リーサルで活躍するので覚えておこう。
コンボ・テクニック
「梳流し」「流転爪」などのカードを山札に加える効果を使用した後に「バックステップ」を使えば山札に戻したカードをそのまま引くことができる。
バックドラフト
【使いやすさ】★★★
【基本性能】 相手を畏縮させ、連火ならば次の他のメガミの攻撃も強化できる。
畏縮させるだけでも悪くない
連火でなくても1リソースを交換してお茶を濁せる。「ラピッドファイア」などの連火の種として使用するなら十分に意味があるぞ。さらにヒミカの序盤には攻撃も《前進》もしたくないし、ダストもないというターンがありえる。そんな時に「バックドラフト」を撃って手札を無駄にしないようにするのもありだ。
ライフに通したい攻撃を強化する
強化した攻撃をライフに通せれば「バックドラフト」は破格の性能だ。実質的に『ライフに1ダメージを与え、相手を畏縮させる』に等しい。デッキ構築の段階で手順を考えておこう。「バックドラフト」によるオーラダメージの強化も含め、オーラを5持っている相手へのライフへのダメージが1増える計算になっていれば最高だ。
コンボ・テクニック
「無窮ノ風」は対応不可の2/2となり、特に相性がよい。他にも切札の攻撃は手札以外から使用できるため連火が満たした「バックドラフト」の後にも使いやすいぞ。
スモーク
【使いやすさ】★★
【基本性能】矢印効果による前方向への移動を封じる付与。
ステップ対応や前進カードを封殺
「スモーク」は使いやすいカードではないが、時と場合を選べば強力だ。
まず「誘導」「ひきあし/もぐりこみ」「円環輪廻旋」などの前や両ステップの対応を封じられ、リーサルが確定にできることもある。相手が「ふりはらい/たぐりよせ」などの強力な移動カードに依存している場合は、適切なタイミングで使えば計画を大きく狂わせられる。間合を2未満にする手段はほとんどなくなるので、次の自分のターンの攻撃も妨害されづらくなるぞ。
山札の枚数を減らして引き切ろう
「スモーク」は連続攻撃する直前のターンに使用するのが効果的だ。 そして「スモーク」の納は3なので再構成に混ざらない。 手札が1枚の状態からでも「バックステップ」と「スカーレットイマジン」を使って山札を引き切ることができるようになったり、もう1枚納3以上の付与を使用しておけば「スカーレットイマジン」が無くても山札を引ききれるようになる。
コンボ・テクニック
「圏域」と合わせて使用すると、相手の間合2以下へ移動する手段をほとんど消すことができる。
レッドバレット
【使いやすさ】★★★★★
【基本性能】 消費0と広い間合で第1ターンから使える攻撃切札。
連火の種に最適
消費0なので序盤から使用できる。「レッドバレット」「マグナムカノン」「ラピッドファイア」とつなげることで「ラピッドファイア」の連火条件を満たして3点のダメージを狙える。さらに序盤に限らずとも、間合さえ離せればいつでも連火のサポートが可能だ。
切札枠を有効活用
ヒミカは様々な理由から使用可能なフレアが少ない。第一に対応がない分相手のリーサルが早く、ライフをフレアとして使いづらい。第二に「マグナムカノン」でライフをダストに送ってしまう。第三に遠距離で戦うため《前進》と《宿し》の回数が少ない。
そんな中、フレアを消費せず切札枠を活用できるこのカードには唯一無二の役割がある。手札がある状態で使用すればほとんどの場合でライフを取れるため、ヒミカの得意な短期決戦にも持ち込みやすい。
コンボ・テクニック
連火を満たす上で苦労しないなら、特にこのカードを使う理由はないので、最後まで見せずにおくほうがよい。ただ、再度間合を遠ざけるつもりがない場合や、終盤になると何らかの対処をされてしまう場合は、さっさと使い確実にライフダメージを取るべきだろう。
クリムゾンゼロ
【使いやすさ】★★★★
【基本性能】 オーラとライフ両方にダメージを与える2/2の攻撃。ヒミカには珍しい近距離攻撃で、間合0なら対応不可。
トドメの一撃
ヒミカで大きくダメージを与えた後は相手に前進されてしまい、もう一度間合を離すのは中々に難しい。そこでこのカードと相方の攻撃による連撃で近距離のリーサルを取りに行くという選択肢もある。
ライフを取りつつオーラを剥がせるので、後続の攻撃も合わせると見た目以上のダメージを叩き出せる。近距離で使えるのでここから「バックドラフト」にも繋げやすい。ただし、消費は重いので他の重い切札と合わせるのはヒミカ軸では難しい点には注意だ。
避けられないために
後ろステップを持つ相手には、間合2で使用すると回避されてしまうので、間合1以下に潜って使用する方が望ましい。間合0ならば、打ち消し・軽減系の対応も効かなくなる。ヒミカ単体ではその手段がないため、相方のカードを活用しよう。相方にも手段がないならば、その類の相手には採用しないほうが無難だろう。
コンボ・テクニック
相手にオーラ受け、ライフ受けを選ぶ権利がないため、ダメージ強化の効果が遺憾なく発揮される。特に「柄打ち」「暴風」「陣風祭天儀」はこのカードにつなげやすく相性が良い。
スカーレットイマジン
【使いやすさ】★★★★
【基本性能】カードを2枚引き、手札を1枚伏せる。
引き切りを狙おう
手札を2枚持ち再構成して手札4枚でターンを始める際、このカードと「バックステップ」で山札のカードをを全て引き切ることができる。これにより運に左右されずリーサルを取ることが可能。
厳密には「バックステップ」が山札の底にあると1離脱分の損をするため、再構成前に「バックステップ」を手札に持っておくとよい。慣れていない間は、眼前構築の時点で「スカーレットイマジン」で伏せるカードを決めておくことを勧める。
相手の不意を突く
リーサル以外でも、相手が『即座に使えない』とケアを切ったカードを引きなおし、致命打を与えるために使うことも可能だ。その選択がゲームを決めると感じたならば、躊躇わず使ってしまおう。
コンボ・テクニック
「バックステップ」「鳶影」と合わせると、伏せたカードも含めデッキのカード全てを1ターンで使用できる。
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『想い一枚ここにあり』
ヴァーミリオンフィールド
【使いやすさ】★★
【基本性能】連火で間合を2つ離せる。手札が0ならば再起。
レンジロックのお供に
ヒミカで速攻戦略を取るときは、何度もこのカードを使用するフレアの余裕はなく、代わりにそのフレアで攻撃を行う方がよい。このカードが活きるのは、間合を離し続けることで相手に十分な攻撃をさせないレンジロック戦略だ。そのためには再起効果も重要だ。なるべく使ったターンに流れで手札を0にして、そのまま再起させよう。
連火条件を忘れずに
連火を満たしていなければ後退効果は発揮されない。そのため、相手に接近された状態でも使えるカードで連火を満たす必要がある。「バックステップ」だけでは足りないので、相方から相性の良いカードを選び採用しよう。
コンボ・テクニック
近距離でも遠距離でも手札を消費せず使用でき、「バックドラフト」の強化も乗って、フレア消費まで補ってくれる「壬蔓」は最高のパートナーだ。
前進阻害効果を持ち相手が《前進》するだけで再起する「ウパシトゥム」もそれに準ずる。これらと組み合わせると常時遠距離を保つことが可能だ。また、連火を満たしていなくても使用自体は可能である。他のカードの連火を達成するために使うことがあるので覚えておこう。