攻防ともに優秀な切札を多く持ち、多彩なプランを取ることができる組み合わせだが、今回は防御に寄せた構築とする。相手の攻撃を対応で捌きながら繰り返し「梳流し」を使い続け、「久遠ノ花」で倒せるライフ1まで削りきることを目指す。「梳流し」を妨害できない相手には特に有効だ。。
薙斬り |
石突 | 衝音晶 | 梳流し |
雅打ち |
詩舞 | 要返し |
音無砕氷 | 久遠ノ花 | 常世ノ月 |
基本の打点は境地での「梳流し」である。山札の上に戻しながら、くり返し「梳流し」を使用していこう。再構成を遅らせることでライフのリードも伸ばしやすい。相手は前進して攻撃してくるはずなので、その対策になる対応カードや移動カードを採用し、「梳流し」ループを維持しやすくしている。サイネの攻撃カードも補助の打点として有益だ。
手札の入れ替えでは2ターン目までに「要返し」が必ず手札に加わるように、ないならば2枚以上を入れ替える。この時初手に「梳流し」「薙斬り」を確保しておくと、1ターン目に伏せて「要返し」で戻すことで、それらを間合が近づいた4ターン目に引けて都合がよい。
1ターン目は手札の間合4で使える攻撃カードを伏せて《宿し》と《前進》を行う。
2ターン目に「要返し」を使って伏せたカードを山札の底に仕込む。
3ターン目は適度に近づく。こちらが後手なら2ターン目に前進していないため間合が合いづらくあまり攻撃されない。こちらが先手ならば「詩舞」か「雅打ち」を構えると守りやすい。
4ターン目に「薙斬り」を使い、オーラ受けされたら「雅打ち」で1点取る。「梳流し」は手札に残し、集中力も1残すこと。
5ターン目からはカードで後退、(山札があるならば)境地で「梳流し」使用、集中力を1残してターンエンド、を繰り返す(集中力は「詩舞」を構えているなら0、「雅打ち」を構えたいなら2にすること)。
途中の苦しい攻撃は「音無砕氷」で受け、集中力がなくなった時は「常世ノ月」を使用しよう。無理やりにでも相手のライフを1まで削れば、相手の攻撃に「久遠ノ花」でゲームセットだ。
◆「詩舞」は無駄にしない
集中力1以上のときに「詩舞」で対応をすると、桜花結晶を失い集中力を得られないのでリソースを損しやすい。なので、リーサルが近いとき以外は後退カードとして使うのが無難だ。オーラを守るための対応は「衝音晶」に任せ、危険な非切札攻撃を受ける時は境地「雅打ち」を使おう。
◆「常世ノ月」で生き延びよう
リーサル直前まで「常世ノ月」を残せたなら、上手く使えば1ターンを生き延び、もう一度「梳流し」を打つチャンスに繋げられる。
集中力を0にし畏縮させれば、相手は移動や《宿し》に手札の使用が不可欠になり、間合を1外すたびに相手の攻撃1回を失わせられる。さらに集中力2になるので「雅打ち」が有効化する。これらを活用すれば鉄壁の防御となるぞ。
トコヨミラーにおいては相手の「雅打ち」を無効化しながら無理やり「梳流し」を通すためにも使える。
◆「無窮ノ風」入り
「梳流し」の弱点はステップ対応や打ち消し対応であるが、その多くを「無窮ノ風」で無力化できる。「圏域」を使用するためのダストも確保できるので、後述の「圏域」入りと併用するのもよい。抜くカードは「音無砕氷」を推奨。
相手の手札が2枚あるなら、他のカードを捨てて対応札を守られることもあるので注意しよう。再起は「雅打ち」を構えながらや「要返し」を使いながらだと無駄がないが、「梳流し」が当たるならば無理に再起させなくてもよい。
◆「圏域」入り
ライラ、ユキヒなど間合2への前進が重要な相手に対して、1ターンの安全を確保しつつ次の攻撃につなげられる。特にユキヒの「たぐりよせ」には強く機能しており有効だ。
攻撃するのが「圏域」を使った次のターンになるので手札保持もしやすく対応と相性が良い。採用するなら「要返し」を抜いて、1巡目の立ち回りを変えよう。
◆「八方振り」入り
多くの非攻撃カードを採用しているため、対応カードの多いコントロールデッキや、切札に対応カードを持つデッキが相手では「梳流し」だけで勝つのは困難だ。「無窮ノ風」ではある程度までしか対処できない。
その時は「梳流し」に対応を使わせ、他の攻撃札で削るプランを取ろう。切札も「千歳ノ鳥」「律動弧戟」を採用してより攻撃的なデッキにしてもよいだろう。抜くカードは攻撃でないものから必要に応じて選ぼう。