身長:166cm
好きなもの:お酒、仲間、農作業
電子版CV:????
物語
「皆がいるんだから、こんぐらいのほうがいいんだよ~」
植物と開拓を象徴するメガミです。その権能は幅広く、根源から可能性の枝を分岐させ、多種多様な植物を生み出し繁茂させることができます。その源泉は種と還った神座桜の持つ原初性、可能性を求めてメガミとなった経緯、そして天性のリーダーシップと呼べる気質に由来します。彼女は自己の不完全性を理解し、それ故に仲間を何より貴び、結びつける力を持つのです。
元は人間、瀧河希であり、ある事情ゆえに彼女は桜降る代に存在しません。彼女は向こう側――可能性の世界から渡ってきました。その目的は破滅から逃れ、向こう側の想いをこの地へと遺すことにあります。
ゆえに彼女は異物でもあり、だからこそ命運が課せられます。
戦術
使いやすさ:★★★☆☆
本質は中距離ビートダウンであり、そこだけを見るならば使いやすいでしょう。しかしその真価は付与と攻撃の連携にあり、結実には緻密な手札管理も求められます。
付与に芽生えて 育てや草木 実ったパワーは でっかいぞ!
彼女は付与の扱いとそれを活用した中距離ビートダウンを得意とします。付与には場に残る性質があり、それゆえに攻撃の強化や継続的な攻撃の生成を実現できます。独特な挙動を活かした連続攻撃は彼女ならではの立ち回りと言えます。
後述する特性ゆえに相方の付与カードも序盤から扱いやすくなります。強力な付与を持つメガミに注目しましょう。そして仲間の力を見出し、チームの力で勝利するのです。
【特性:異桜】
土壌に種結晶を5つ持つ。
付与には弱点があります。安定した展開にはダストが求められ、付与に依存すると付け込まれるリスクがあるのです。しかしご安心を。彼女の特性はそこを大いに補強します。
彼女は土壌に5つの種結晶を持ちます。それは付与カードを使用するたびに萌芽し、ダストにあるかのように付与へと配置できます。特殊なキーワードである生育を持つ付与に対しては元来の納に加えて配置し、補強した効果を引き出せます。個々の役割を見出す観察眼と、それを信頼し結びつける器量があなたにあるならば、彼女こそが最高の相棒となるでしょう。
カードリスト
N1
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空閃
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攻撃 |
4-8、2/1
土壌の種結晶が全て萌芽していたら+1/+1
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N2 |
打擲
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攻撃 |
4-5、2/1
付与札に種結晶があれば+1/+1
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N3 |
殻打ち
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攻撃 |
3-5、2/1
次に使用する他のメガミの付与は生育2を得る
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N4 |
棹穿ち
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攻撃/対応 |
2-4、1/1
ダメージが間合へ移動
付与があれば次の相手基本動作無効
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N5 |
葦
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付与 |
納1、生育1
ダスト→間合:1
【展開中】間合と達人の間合+X(種結晶数)
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N6 |
鳳仙花
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付与 |
納1、生育2
隙
相手メインに「3-5、2/1」
自メインに「1-3、2/1」
【破棄時】相手を畏縮
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N7 |
野茨
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付与/全力 |
納0、生育2
展開時と自終了に基本動作
相手が間合減らすと、ダスト→間合:1
相手ターンにこの上の桜花結晶が移動しない。
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S1 |
因果律の根
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攻撃 |
消費1、3-7、1/1
萌芽させる
再起:土壌に萌芽した種結晶=0
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S2 |
可能性の枝
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攻撃/対応 |
消費3、0-10、0/1
+X/+0となり、対応した攻撃を-X/+0
X=付与の種結晶合計
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S3 |
結末の果実
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付与 |
消費4、納2
他の付与から桜花結晶回収
種=5で「5、5/5、不可避、打ち消し不可」
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S4 |
瀧河希の掌
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付与 |
消費3、納0、生育5
3↓/Xの初撃を+1/+1
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カード個別解説
空閃
【使いやすさ】★★★★
【基本性能】土壌の種結晶が萌芽しきっていれば3/2となる2/1中遠距離攻撃
幅広い間合で活用しよう
4-8という適正距離の広さは珍しい。中距離ビートダウンではもちろんのこと、遠距離レンジロックなどより遠い間合を志向する戦略でも活用できるぞ。
3/2にするには相方のサポートが必要
3/2にする条件は厳しい。最低でも付与カード5回の使用が求められるが、メグミの付与カードは生育してこそ真価を発揮するものが多く、結果として決着まで機能しない展開が多くなりがちだ。
それを補うには「因果律の根」と相方の付与が重要だ。勝利に向かうために必然的に付与がデッキに入るような相方と組んでいるならば「空閃」の存在を思い出そう。
コンボ・テクニック
「結末の果実」から5/5が放たれるターンには必然的に3/2になっている。「結末の果実」デッキでは採用価値が高まるだろう。
打擲
【使いやすさ】★★★★
【基本性能】付与札に種結晶があれば3/2となる2/1中距離攻撃
メグミの主力打点
簡単な条件で3/2として運用できる攻撃であり、中距離ビートダウンとしての主力打点を担う。山札1巡目には手札の入れ替えを駆使して「鳳仙花」などの付与と共に3ターン目に揃え、付与の展開からそのまま叩きつけよう。
中盤以降のチャンスを見逃すな
中盤以降は中距離ビートダウンらしく、手札を揃えた連撃に盛り込もう。「葦」を後退手段に使えばスムーズに3/2にできるし、後退手段は相方のカードに任せて「鳳仙花」と連撃を重ねてもよい。
「瀧河希の掌」から繋げればいつでも4/3とできる。手札に依存せず、消費も3と多くないので構え続けられる。相手がオーラを甘えた瞬間を見逃さずに大打撃をねじ込もう。
殻打ち
【使いやすさ】★★★
【基本性能】次に使う他のメガミの付与に生育2を与える近中距離攻撃
牽制に適した適正距離とダメージ
適正距離3-5は中距離をカバーしつつ《離脱》1回で使えるため扱いやすい。大技や連撃前の牽制に適している。
但し2/1というダメージはこのためだけに《離脱》するには弱い。きちんと手札にメグミや相方の攻撃を用意し、「殻打ち」をオーラ受けした際の裏目を用意しておこう。
相方の付与札と合わせる運用も
もうひとつの使い方が相方の付与札と合わせる使い方だ。「もじゅるー」「封殺」など強力な付与札を延長しよう。この場合は「殻打ち」と目当ての付与を手札に揃えて行う形になるが、その上で本命の攻撃の圧力をかけられると理想的だ。捨て札に見えている情報を意識しよう。
コンボ・テクニック
生育1で使えば納の偶奇をずらせる。例えば「癇癪玉」を納2で展開すれば、破棄時効果から「天音揺波の底力」に繋げられるぞ。
棹穿ち
【使いやすさ】★★★★★
【基本性能】ダメージを間合に動かしステップ対応として働く近中距離攻撃
扱いやすい後ろステップ対応
結果として対応で間合が1増えるため後ろステップ対応として働く。「一閃」「風雷撃」などの強力な単間合攻撃を持つ相手への回答となる。対応として採用するなら役割の対象を意識するとより強く使えるだろう。
連撃のあらゆる位置で活躍
その上で攻撃面でも強力だ。連撃の先に使うパターンでは《離脱》から放つことで相手のオーラを削りながら間合4へと移動できる。「打擲」などの主力に繋ぐ際に便利だ。
連撃の後ろに控えるパターンもある。ライフに通ればフレア破壊にもなるため強力であり、それゆえに温存しておけば相手はオーラが0になるようなオーラ受けがやりづらくなる。
コンボ・テクニック
「瀧河希の掌」展開中は間合を2つずらせるステップ対応となるため大半の攻撃を回避できる。
葦
【使いやすさ】★★★★
【基本性能】 展開時に間合を離し、展開中は種結晶の数だけ間合を離す付与。
幅広く使える後退手段
種結晶の個数しだいで1から3の間で後退する量を調整でき、それゆえに相方の攻撃を含めた連撃につなげやすい。もちろん「打擲」の前座には最適だ。
時間制限こそあるが一時的に大きく間合を離せる点も注目だ。遠距離レンジロックを狙っており、次のターンで相手の手札が揃いそうな際に使えば攻撃を抑制できるだろう。
相手によっては攻撃の禁止にも
生育を1以上行えば返しの相手ターンには間合と達人の間合が1増加する。ゆえに適正距離が2以下の攻撃を(前進するカードなしには)行えなくすることもできるぞ。
鳳仙花
【使いやすさ】★★★
【基本性能】彼我のメインフェイズ開始時に2/1を放ち、破棄できれば畏縮を与える隙持ち付与
単体性能は意外と凡庸
大前提として3-5、2/1であり、畏縮を与えられる可能性がある時点で及第点以上の強いカードだ。一見するととても強力に見える。
しかし過大評価しないようにしよう。攻撃するには生育が必要なので種結晶は±0であり、本質的には3-5の2/1に過ぎない。攻撃の放たれるタイミングゆえに最後の一撃に固定され、牽制に使えないのも苦しい。
2回の2/1が放てれば明確に強いが、間合のずれと隙ゆえに簡単ではない。次のターンに相手の打点が小さく、前進を望んでいると予測できるタイミングを測る必要がある。その上で種結晶を消費して良いのかの配慮も要する。
組み合わせれば戦略の要となる
「鳳仙花」はメグミの他のカードと組み合わせてこそ輝く。種結晶を要求する付与札ゆえに「打擲」に繋がり、相手のターンに攻撃するので「瀧河希の掌」の強化が重なるのだ。メグミ軸のビートダウンを狙うならば優先順位は高いだろう。
野茨
【使いやすさ】★★★
【基本性能】相手が間合を近づけた際に間合を離す全力の付与。基本動作のボーナス有り。
遠距離レンジロックのキーパーツ
《纏い》《後退》の回数を水増ししつつ、【展開中】効果で相手の前進を抑制できる。まさに遠距離レンジロックに求められる性能だ。
使う際には可能な限り生育2で使いたい。全力ゆえに使うタイミングが限られ、全力相応の性能だからこそ生育してターンを伸ばすと価値が加速度的に高まる。「野茨」を採用するなら萌芽した種結晶を1つは備えて置き、いつ引いても生育2ができるようにしたい。
中距離ビートダウンでの採用は慎重に
間合2に着地された後に使用しても【展開中】効果は働かない。そして中距離ビートダウンが間合を4以上にするのは攻撃するときであるため、その返しに間合が2に戻されやすい。有意義なカードとはなりづらいだろう。
それでも採用するならば山札1巡目に基本動作をしつつ種結晶を増やす目的となる。カード1枚としては弱いので具体的な萌芽計画が前提だ。
因果律の根
【使いやすさ】★★★★
【基本性能】幅広い間合で1/1を放ちつつ1回萌芽できる攻撃。種を使い切ったら再起する。
まずは打点のかさ増しとして
まず分かりやすい採用理由として広い間合の1/1であることを意識しよう。「壬蔓」「Alpha-Edge」などと近い感覚で打点を補強できる。再起させるために扱いやすい付与カードも入れておきたい。
種結晶を要求するカードと組み合わせよう
もう一つの採用理由は「結末の果実」「瀧河希の掌」など多量の種結晶を求めるカードとの組み合わせだ。その際は萌芽のサポートとして有効であり、できればどちらかと共に採用したい。
これらのカードを使わない場合は意外とかみ合いが悪い点には注意したい。「葦」「鳳仙花」は生育1で使えれば十分であり、「野茨」は萌芽した種結晶を1つ保ちたい点から再起を妨害してしまう。
可能性の枝
【使いやすさ】★★
【基本性能】付与札上の種結晶の数だけダメージが増強され、対応した攻撃は減衰させる対応攻撃
大事なターンに防御力を主張
付与札に種結晶が2つあれば概ね「浦波嵐」相当となり、対応の切札として十分な性能だ。しかし時間経過で種結晶が土壌に戻ってしまうために防御力が維持できない。次のターンに相手の攻撃が予想される場面や、次のターンを凌げば自分がリーサルを狙えるタイミングで付与に種結晶を乗せ、ここぞという場面で圧力を出そう。
特に「結末の果実」のリーサルを狙う直前では種結晶は5つ乗っている。性能としても、タイミングとしても最適だ。
コンボ・テクニック
元のダメージは0/1であるため、「瀧河希の掌」の効果は常に働く。
結末の果実
【使いやすさ】★★
【基本性能】複雑怪奇な付与札パズルを経て結末に至れば5/5を放てる。
規格外の出力を狙え
5/5は言うまでもなく強力だ。このカードの扱いを理解し、「結末の果実」ルートをデッキ構築の選択肢に入れられるかどうかで組み合わせ全体の圧力に大きな差が出る。可能となる条件や結実までの流れを抑えておこう。
難解なパズルの要点を知ろう
5/5を放てる形はいくつかあるが、ここでは分かりやすい流れを説明する。以下の状況を作ろう。
・納2以下の付与札4枚(このカード自身を含む)を一度に展開する。
・このカードに桜花結晶1つと種結晶1つを置く。
・他の付与札に種結晶を合計4つ置く。
これで次のターンの5/5が約束される。まずは納が2以下の優秀な付与札を持つ相方と組み合わせて試してみよう。
瀧河希の掌
【使いやすさ】★★★★
【基本性能】各ターンの初撃を+1/+1する付与。相手のターンにも機能する。
打点を大いに補強
確実に攻撃を強化し、リーサルの実現や中盤の崩しを助けてくれる。対象は初撃に限定されるのでどの手札(や切札)を強化すると効率的なのか意識しよう。例えば2/1と3/2が手札にあるなら2/1を強化したほうがいい場面が多い。
相手ターンに攻撃する算段が有効
相手のターンにも強化が働く点を活かせるとさらに輝く。相手のターンに攻撃を生むカードや、攻撃/対応のカードを意識しておきたい。メグミのカードとしては「鳳仙花」「棹穿ち」「可能性の枝」が該当する。
生育の計画はきちんと立てよう
慣れないうちは生育を2以下で運用すると扱いやすい。そのターンにリーサルを狙う、あるいは次の相手のターンでの「鳳仙花」3/2まで含めてリーサルを狙う流れとなるだろう。
生育3以上で運用するのは上級者向けだ。やや早めに展開しなければ効果を有効に活かせない一方で多くの種結晶も要求される。眼前構築の時点で種結晶を萌芽させる計画を立て、桜花決闘の中でリーサルプランを考えながら展開するタイミングを測りたい。もちろん3ターン以上に渡って有効活用できれば強力だ。